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小型軽量・画質重視!フジノン XC50-230mmF4.5-6.7 OIS Ⅱを使った感想

FUJINON XC50-230mmF4.5-6.7 OIS Ⅱ

今回は、富士フィルムの望遠ズームレンズ「FUJINON XC50-230mmF4.5-6.7 OIS Ⅱ」を使っていて感じたことをいろいろと書いてみましたので、購入を検討してる方はぜひ参考にしてください。

このレンズについて

「FUJINON XC50-230mmF4.5-6.7 OIS Ⅱ」は、富士フィルムが製造・販売しているXマウントの望遠ズームレンズで、管理人が日ごろからX-T1で愛用しているレンズの中の1本です。

発売は2015年6月、焦点距離50-230mm、レンズ構成は10群13枚で歪曲収差を軽減する非球面レンズと、解像力の低下を軽減する異常分散レンズを1枚ずつ使用しています。

開放絞り値はF4.5-6.7、円形絞りでマクロ機能有り、重さは約375g、価格はメーカーサイトで46,750円、カメラ系家電量販店だと44,000円前後です。

焦点距離20-230mmを35mmで換算すると76-345mm。標準的な望遠ズームレンズの望遠端は300mmで区切る場合が多いのですが、このレンズは45mmほど長くなっているのでちょっとお得感があります。

このレンズの良い点

小さくて軽い

最大の魅力は小型で軽いところです。大きさはワイド端の50mmで111mm(11.1cm)まで短くなるのでちょっとしたカバンのすき間にも入ります。また、ボディがプラスチック製で重さが約375gと軽いので、持ち歩きのストレスが少なく長時間使っても左腕が疲れにくいです。

四隅まで高画質

レンズの中には解像力が高いのは画像の中央付近だけで、四隅の解像力が低かったり、光量が不足気味になるものがありますが、このレンズは粗が出やすい四隅までしっかり写るので、「パソコンで等倍にしたら四隅がいま一つだった・・・」と後悔することがありません。

ズームしても高画質

低価格のズームレンズの中には、広角側の解像力は高いのに望遠側にズームすると解像力が落ちて画像が少しボンヤリしてしまうものがありますが、このレンズはその心配がありません。望遠端の230mmで撮影してもクッキリした写真が撮影できます。

焦点距離230mmで撮影

被写体に寄れる

ズーム全域で被写体に1.1mまで寄ることができるのでとても便利です。望遠端230mm(35mm換算で340mm)で撮影すると、花などの小さなものを大きく撮影することができます。料理はもちろん小さな商品の撮影にも使えるレンズです。

このレンズのイマイチな点

マウントもプラスチック製なので、レンズの取り外しを繰り返しているうちにマウントが擦り減ってガタが出てくるのでは?という不安がありますが、マウント部分のプラスチックはかなり硬くできているので心配はなさそうです。

あとは、どのメーカーでも共通することですが、ズームすると本体がビヨ~ンと伸びるタイプのレンズなので仕方ありませんが、ズーム中の見た目はややイマイチです。

作例「植物」

作例はいずれも、ボディX-T1+フジノン XC50-230mmF4.5-6.7 OIS Ⅱで撮影した植物の写真で、現像ソフトはX-T1付属のRAW FILE CONVERTER EX3.0 by SILKYPIXです。

焦点距離230mm、絞りF8、ISO400

焦点距離230mm、絞りF6.7、ISO1600

焦点距離230mm、絞りF8、ISO1250

焦点距離230mm、絞りF6.7、ISO400

焦点距離230mm、絞りF7.1、ISO1600

焦点距離230mm、絞りF6.7、ISO400

まとめ

XCレンズはボディにプラスチックを採用し、絞りリングやスイッチ類(手振れ補正とAF)を省いて価格を抑えていますが、小型で軽量、そして肝心の画質は十分に高画質なので、イマイチな点を気にしなければ迷わず買いだと思います。

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